2014Jリーグヤマザキナビスコカップ 予選リーグ 第2節

サガン鳥栖もついにヤマザキナビスコカップが始まりました。

 

ヤマザキナビスコカップとは、サッカーの国内3大タイトルのうちの1つである「リーグカップ戦」のタイトルを争う由緒正しきカップ戦です(他の2つは、J1リーグ戦天皇杯)。

予選リーグは、ACLに出場しないJ1チームで2つのグループ(1グループ7チーム)に分かれて6試合を行い各グループ上位2チーム(計4チーム)を決めます。そして決勝トーナメントは、その4チームに、予選を免除されたACL出場の4チームが加わり計8チームで争われます。

 

なぜ2節なのに始まりなのか?それはグループリーグが奇数チームで構成され、第1節のはじめにサガン鳥栖がお休みの日にあたったからです。

 

サガン鳥栖は今回、サブ組中心のメンバーでスタメン、ベンチを構成していました。

なぜメンバーの質を落としてるのか?アウエーだし負けてもいいと思っているのか?と思う方もいるかもしれません。ですがこれにはしっかりとした狙いが有ると思います(以下佐助の推測)。

1つ目はサブ組にチャンスを与えるということです。ここでしっかりと結果を残すことができたら今までスタメンを張っている選手も脅かされるかもしれない。そして切磋琢磨をしていくことができるのではということです。

 

2つ目は主力を休ませるためということです。J1リーグ戦は、毎週土曜日に試合を行っていて1周間ごとに試合というサイクルが有ります。そしてこのヤマザキナビスコカップは大抵がそのリーグ戦の間にあり、週の半ば水曜日開催となっています。そうなるとやはり疲労が残ったままとなり、コンディションが全快でない状態であることもしばしばです。リーグ戦で降格してしまうと、来年のヤマザキナビスコカップにも出ることができませんし、戦力低下は確実なものとなります。そういう意味でもリーグ戦に主力を最高の状態でというのがあります。このように休ませることを横文字でかっこよく言うと「ターンオーバー」といったりもしますね。

 

それでは先日のヤマザキナビスコカップ第2節の結果を見てみましょう。

 

早速試合結果を見てみましょう。

A組

 仙 台 1-1 FC東京   [ユアスタ 7094人]

 鹿 島 3-1 鳥 栖  [カシマ 6966人]

 清 水 1-0 G大阪  [アイスタ 8033人]

B組

 甲 府 1-1  柏   [中銀スタ 6174人]

 新 潟 3-3 名古屋  [デンカS 8505人]

 浦 和 2-1 大 宮  [埼玉 20697人]

 

鳥栖は残念ながら先制しましたが、その後3点を入れられ逆転されてしまいました。相手の鹿島はすでに前節に1敗・今節ホームということもあり、勝たなければいけないという気持ちがより強く主力メンバーも多かったように思えます。だからといって負けていいという理由にはなりませんが実力差があったことは事実です。

また、ディフェンスラインは今季初出場の選手が多かったのですが、そのことによる試合勘の少なさや、連携のとれてなさが響いたのではないかと思います。

 

それでも嬉しいこともありました。福岡大学から特別指定選手として登録している大学4年生の山崎凌吾選手が先発出場しました。身長が187センチも有り、スピードも持ち合わせていてポスト豊田陽平選手と期待をかけたい存在です。去年彼が3年生の頃からサガン鳥栖は特別指定選手として登録しており、卒業後も鳥栖に来てくれればと思っている人材の一人です。そして、今回の試合では、見事アシストを決めるなど前線で結果をのこしてくれました。

 

リーグ戦ではなかなか試合に出れない選手も、良いプレーをして結果を出せばまた次の段階に進めるので山崎選手のように結果を出して皆をワクワクさせて欲しいですね。

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