なでしこJAPAN アジア杯制覇

昨日の5月25日

なでしこJAPANはオーストラリアを破り初の女子サッカーアジア杯を手にしました。

 

ワールドカップで優勝し、世界の女王となったなでしこJAPANでしたが、アジア杯は今まで一度もとったことがないタイトルで、世界の女王となった今絶対にほしいタイトルでした。

 

ですが、AFC(アジアサッカー連盟)の失態か 罠なのか 国際Aマッチに指定することができず、保有クラブに選手の保有優先権が生まれ、チーム事情により海外組の選手招集をすることができませんでした。以下の選手がその選手に当たります。

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DF 熊谷紗希(リヨン)

DF 近賀ゆかり(アーセナル)

MF 大野忍(アーセナル)

FW 安藤梢(フランクフルト)

MF 田中明日菜(フランクフルト)

FW 岩渕真奈(ホッヘンハイム)

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その他にも、大儀見優季も所属のしているチェルシーのチーム事情によりワールドカップ出場権がかかる予選突破までしかいることができませんでした。

 

そんな中で、若手も交えながら優勝を手に入れたなでしこJAPANはさすがだと思います。

今回のアジア杯も全員がんばってくれたのですが、そのなかでも特に印象に残った選手たちについて書いていこうと思います。

 

#1 GK 福元美穂

このアジア杯で一番多くゴールマウスを守ったGK

常に声を出してのコーチングや、敵を恐れず的確に飛び出す姿は圧巻でした

 

#3 DF 岩清水梓

若いDFラインになった今大会でのDFリーダー

的確に相手のチャンスの芽を潰し、セットプレーではゴール前で存在感を示しました

特に準決勝と決勝での試合を決めるゴールはすばらしかったです。

ゴールを決めても、良いクロスが来たので自分は触れただけ。みんなのゴールと謙遜するところもさすがです。

 

#19 DF 宇津木瑠美

様々なポジションでプレーをすることができ、得点能力もあるユーティリティプレイヤー

今大会では左SBで出場することが多く、相手を潰しながらも攻撃参加も積極的にしていました。

決勝戦では的確なクロスで決勝点となった先制点を演出しました。

 

#8 MF 宮間あや

なでしこJAPANのキャプテンとして今大会チームを牽引 今大会MVP

この人の両足から繰り出される正確無比のキックで幾度と無くチャンス・得点を演出していました。

トップ下に入ったフォーメーションのときは縦横無尽に躍動

ボランチに置くもったいない、もっと前で使って欲しいという選手だということを感じました。

 

#9 MF 川澄奈穂美

ガス欠しらずの走りは圧巻 延長の最後でもトップスピード

この人の無尽蔵のスタミナ、切り替えの早いプレスにはもう笑うしか無いほど素晴らしい物でした。

なでしこJAPAN随一の縦への推進力を持ったとても頼もしいプレイヤーです。

 

#10 MF 澤穂希

日本が誇る最高のレジェンドでありバロンドーラー

この人は本当に持っているのか、天性の予測能力保持者なのか。

敵がクリアするボールはことごとくこの人のもとに集まり見事にパスカットをしていました。

準決勝中国戦のゴールはやはりレジェンドといえるゴール。

W杯の決勝といい、コーナーのニアは「澤ゾーン」だなとつくづく感じます。

 

#17 FW 大儀見優季

体を張って周りを活かし、自身も攻撃力抜群の本格派FW

予選のみの出場でしたが少ない試合でもその能力の高さは十分に示していました。

大儀見に預ければ体を当てられても倒れることなくボールを前戦でキープし供給してくれます。

今回のFW陣では唯一安心して見られる選手と言っても過言ではありませんでした。

 

監督 佐々木則夫

なでしこJAPANの選手たちを導く名将

なでしこJAPANにタイトルをもたらし続ける名将です。

個人的には選手起用に一部首を傾げたくなることもありましたが、若手をうまく使い今回もタイトルを日本にもたらした名将であることは間違いないです。

男子の世界に戻りたくてもしばらくは協会が女子監督という座から放してくれないでしょう。

 

 

今回は、ここにあげた選手たち以外にも、若手の選手が活躍をし、後任も徐々に育っていっているなということがわかる素晴らしい大会でした。

そして来年のワールドカップはこの選手たちに加えて海外組もフル参加です。

今回よりも確実に強くなるであろうチームに今から期待せずにはいられません。

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