ブラジルW杯 グループB第2節 スペインvsチリ

世界ランク1位とはただのコケオドシだったのか。そう思われてもおかしくないスペインと、前節オーストラリアに善戦して勝ち切ったチリとの対決です。

前節5失点したカシージャスは出場するのか注目されましたが、そのまま起用されました。

 

例によってネタバレを防ぐために続きはリンクからご覧ください。

では試合結果と試合のポイントです。

 

スペイン  0 - 2  チリ

          20 バルガス

          43 アンギラス

 

 

●スペインを手球にとったチリ

前回優勝とは何だったのか。この試合もスペインは自分たちの思うように行きません。決められた2つのゴールもそれが象徴されていたような気がしました。

 

まずは、中を完全に崩されて決められた1点目。中をしっかりと崩して綺麗に決めるゴールは見ていて素晴らしいという感情が自然と沸き起こってきますね。

そして2点目は、またもやカシージャスがやらかしてしまいます。チリのFKをパンチングで弾いたのは良かったのですが、その弾いた先もチリの選手でした。素晴らしい身体能力で反応しボールをトラップしたかと思うと、狭いエリアにシュートして決めます。カシージャスのメンタルは大丈夫なのだろうかと心配するレベルでした。

 

●相変わらず咬み合わない歯車

スペインは前回の大敗をしっかりと分析し、今回の試合に臨んで修正をしてくると思っていました。しかし実際は全く噛み合わずに、見ていても楽しめるようなものではなく、すぐに奪われてしまう攻めばかりでした。正直スペインじゃなかったらみるのやめてもう一眠りしようかと思われてもしょうがないだろうというレベルでした。チームも全体として間延びし、パスが最後まで通ることが殆ど無いような状態でした。

 

後半は監督がテコ入れをしたのか、スペインも序盤は積極的に攻め入るようになってきました。これを前半からしておけばもう少しましになったのではと思ってしまいます。しかし、ゴール前まで進んでも暗黒的な拒点力がゴールを阻みます。

この攻撃が少し落ち着くと、今度はチリの素晴らしいキープ力うまれ、タジタジでした。

終盤では少しずつまた攻めれるようになっていったようでしたが、今度はゴール前でパスばかりをして誰もシュートを打たずに奪われるというようなマヌケなことをしていました。一時期の日本代表がよぎり頭が痛くなります。1点でも欲しいのにシュートを打たないという場面に思わず笑いがこみ上げてしまいました。

 

この試合で、チリもフランス共に決勝トーナメント進出確定。

オーストラリアと同じくスペインも予選敗退が決定します。

第3節は上位対決と下位対決です。

グループ1位を狙いたい同士とW杯で1勝でもしておきたい同士の戦いとなります。特にスペインはW杯全敗は国民から許されないでしょう。次のステージに向けては決まってしまいましたが、まだまだ意地を見せてもらいたいですね。

 

 

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コメント: 2
  • #1

    ななし (金曜日, 20 6月 2014 12:21)

    なんだかんだ言っても実績あってのランキング1位のはずがここまでこてんぱんにされて敗退決定とは思いもよらなかったですね
    気候のせいでしょうか?
    本来のポテンシャルを発揮できてないチームが多いですよね
    予選の時は出来てた動きができてないというか
    ロシアの妙に頻発するミスも気になりました

    一方でブラジル対メキシコの試合は熱かったですね
    あの試合を見た後じゃロシア対韓国が見劣りしてしまうのは当然でしょうか

  • #2

    soccer-and-others (土曜日, 21 6月 2014 00:07)

    コメントありがとうございます。
    さすがにここまでめった打ちにされるとは思わなかったです。
    ブラジルの高温多湿は欧州で普段している選手にとってはなかなか厳しそうだなと思いましたね。

    ブラジルとメキシコくらいの攻め合いがあれば、0-0でもとても楽しい試合として、点が入らないと面白く無いと普段思っているような方にでもおすすめできる1戦だなと思いました。

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