ブラジルW杯 準々決勝 ドイツvsフランス

ワールドカップもいよいよ準々決勝と終盤に入って行きました。

優勝候補筆頭のドイツと若返ったフランスの対戦です。

ドイツは攻撃的にいくというメッセージを全面に押し出したスターティングメンバーとなりました。

その攻めをフランスは受け止めることはできるのか。

そしてノイアーを中心としたドイツの堅守を打ち破ることができるのか注目です。

 

例によってネタバレを防ぐために続きはリンクからご覧ください。

 

それでは試合結果とポイントです。

 

   ドイツ  1 - 0  フランス

13′フンメルス

 

 

●最初のセットプレーで動いた試合

この試合で点が動いたのは前半の序盤でした。ドイツ最初のセットプレーでクロースが絶妙なクロスを入れCBフンメルスがゴールします。攻撃的にいくというスタメンのメッセージを込めて投入した選手とは違う選手が決めはしましたが、この1点が最終的に決勝点となりドイツに勝利をもたらします。

早い段階で先制をされたフランスはカウンターの応酬を仕掛けます。いいところまではいくこともあるのですが、ペナルティエリア付近ではドイツの守備の網に絡め取られてしまい、肝心な部分を崩すことはできませんでした。

 

●魅せるドイツ・あがくフランス

後半はドイツがフランスの裏へのスルーパスを警戒してかディフェンスラインを前半より下げ、ドイツが前半よりも守戦主体でフランスの攻撃を受ける場面が増えました。フランスはこれを見逃すまいとどんどん攻めていきますが、ディフェンスの網を突破しても最後の砦であるドイツGKノイアーが枠内シュートをことごとくセーブし、得点を許しませんでした。特に試合終了直前の片手セーブは格を魅せつけるようなセーブでした。

ドイツは守ることが前半よりも多かったですが、攻めの時には、視野が広いことを私達に魅せつけるようなきれいなパスを数多く通し、得点にはなりませんでしたが、フランスのDF陣を翻弄させるようなゴール前の崩しをみせ、技術力の高さをみせつけられました。

 

結果としては試合前の予想からすると順当だったのではないかなと思います。しかし、内容的には決勝トーナメント1回戦で全体的に印象的だった両者がガツガツといくというよりも、エネルギーを少し抑えめにしながら戦っているような印象を受け、少しゆっくりとした感じがあったかなと重いました。過密日程で体力温存なども考慮するとしかたないかもしれません。それでも要所要所では素晴らしいプレーを見せてくれるあたりがワールドクラスなところかなと思います。

フランスは負けてしまいましたが、内紛から復活し、若い選手の力を多く見ることが出来ました。次の大会ではもっと成長した姿を見せてくれるのではと期待したいところですね。

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