2014/09/09 キリンチャレンジカップ ベネズエラ戦

アギーレジャパンの初陣は辛くも無得点で負けてしまいました。

今回は、宣言通りスタメンを大きく変更し、多くの選手をスタメンの状態から試しながら勝利を目指すことになりました。

 

以下がこの試合のスターティングメンバーとなります。

 

 

  柿谷 大迫 本田

   柴崎 細貝

     森重

長友 水本 吉田 酒井高

     川島

 

 

では、この試合の結果とポイントについて述べていきます。

  日本  2 - 2  ベネズエラ

′06 武藤嘉紀

         ′13 マリオ・ロンドン

         ′21 ガブリエル・シチェロ

′26 柴崎岳

 

●前回よりも光が見えた攻撃

点は取れなかったものの大迫と柿谷のコンビネーションで前に進んでいくことはできました。前回の試合よりも前に攻めていくことができていたんではないでしょうか。

途中から交代で入った武藤が代表戦初ゴールを決め、アギーレジャパンにとても初得点となりました。

また、前回の記事で佐助がおしていた柴崎もマイナスのクロスにしっかり詰め、ゴールを決めることが出来ました。

今回攻撃陣に新しい選手が複数入りましたが、その新しい選手が決めることで、新しい力の躍進を感じることができました。

伸びしろがたくさんあるであろう選手が決めたことで、日本代表の未来はまだ明るいままだなということを感じることが出来ました。

 

 

●守備面での不安を拭えない発展途上の「走るサッカー」

一方、守備の面では不安が引き続き残る試合となりました。

その要因として、求められている基本戦術に、まだまだ選手が達していないのではということが頭のなかに浮かびました。

 

前回の記事でも紹介しましたが、アギーレ監督は「走れない選手はいらない」ということを言っていました。

そもそも、全員がしっかりと走る戦術はどのようなものなのでしょうか?

 

走るサッカーについては、様々な意見などがあると思いますが、ここでは佐助の独断と偏見で勝手に語っていこうと思います。

走るサッカーの利点としては、次のようなものがあると考えています。

 

まずは、多く走ることで数的優位を作ることができます。

また、全員が連動して動き数的優位を作ることで、厚みがある全員攻撃・全員守備をできるようになります。

そして、活発に動くことによってチームが活性化され、停滞を防ぎ、よりチャンスを生み出すことができます。

 

 

走るサッカーはこれだけ見ると素晴らしいですが、もちろんデメリットも存在します。

第一に、スタミナの問題です。走るサッカーをするには、90分間の中でかなりの時間走ることを求められます。

第二に、組織が崩壊した時の脆さです。先ほど全員攻撃・全員守備と言いましたが、ここで大切になってくるのは「攻守の切り替え」です。

全員で攻撃や守備をするということは、ボールを奪われた瞬間も殆どの選手が攻撃態勢になっています。そのようなとき、すぐにスイッチを守備に選手全員が切り替え、いち早く対応することが求められていきます。

もし組織崩壊が起き、この切り替えができなければピンチのときに相手が有利な状態で試合が進んでしまう可能性があります。

 

 

このような戦術で成功を収めたチームがあります。

それは、我らがサガン鳥栖です。

調子によって出来は変わってきますが、調子がいい時のサガン鳥栖の「走るサッカー」は気持ちが良いほど通用し、多くの強い相手を倒してきました。

 

高等な技術を持った選手は、お世辞にも他のチームより多いとは言えませんが、そのぶん全員攻撃・全員守備でその差を埋めています。

なにより、攻守の切り替えがとても早いので数的不利が少ないですし、動きがあるので見ていても楽しいサッカーです。

 

サガン鳥栖の場合はJリーグレベルですが、代表のように世界レベルであればそれよりもより高いレベルを求められます。走るサッカーは大変ではありますが、徹底することができればかなり強い武器になるだろうと思います。

 

 

ではこのことを含めて今回の失点シーンについてです。

1点目はPKでした。このPKに至る前に水本がペナルティエリア内でファールを犯してしまいましたが、この少し前の場面で、もう少し速く(出足・走力共に)走ることができていれば、ファールを取られずに済んだのではないかと感じました。

また、2点目は川島の個人的ミスが大きいので、個人的には「林だったら…」と思ってしまったのですが、あの場面でも、ディフェンダーがあと少しだけ脚を前にだしてコースをもっと限定してあげたら、川島ももしかしたら後逸しなかったのではないかなと思ったりしています。

 

 

今回アギーレ監督は全員を試したいと言っていましたが、結局はGKは川島しか試さず、フィールドプレイヤーにおいても一回も出ることができなかった選手が居ました。

その面については少し不満がありますが(しつこい)、新しい日本代表を見せることができてよかったのではないでしょうか。

結果的にはあまりいい印象ではなかったと思いますが、全ては4年後に最高の状態で試合を行うための下準備だと思っているので、個人的にはこんなもんで上出来だろうと思っています。

 

 

次回の男子の代表の試合は、U-21日本代表が「アジア大会」(韓国開催)でクウェートと戦います。

9/14(日)19:30にKickoffで、TBS系列で放送があります。

解説は福田正博氏と小倉隆史氏です。

福田さんはとりあえずうるさいので賑やかにしてくれるんではないかなと思います。

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